世界の移民・難民
関連ニュース

私はICEに2週間拘留されたカナダ人です。まるで誘拐されたような気分でした

公開日: 2025-03-19
メディア: The Guardian
記事要約: 私はカナダからアメリカに移住し、健康・ウェルネス業界で働くためにビザを取得していました。最初は順調にアメリカとカナダを行き来していたのですが、ある日、米国の入国管理でビザに関する疑問を指摘され、ビザが取り消されました。その後、新たにビザを申請し直すことになり、再びサンディエゴの入国管理に向かいました。しかし、ビザ申請中に突然拘束され、ICE(アメリカ合衆国移民税関捜査局)の収容施設に送られました。

最初は理由も説明されず、全く理解できませんでした。数日後、ようやく「5年の再入国禁止」を言い渡され、次はオタイメサ収容施設という刑務所に送られました。そこでは、さまざまな国から来た女性たちと出会い、彼女たちの話を聞きました。多くの人々は、ビザの期限切れや書類手続きの遅延などで不当に拘束されていました。

収容施設では、過酷な環境の中で他の収容者たちと助け合いながら耐えました。どこにいても情報は少なく、解放の見込みも立たない状況で、施設内ではどんどん絶望的になっていきました。しかし、他の収容者たちの信仰や支え合う姿を見て、私は何とか気持ちを保ちました。最終的にメディアの助けを借りて、私は解放され、カナダに帰国しました。

その後、この収容施設が民間企業によって運営されており、利益を得るために収容者を長期間拘束していることが明らかになりました。多くの収容者が不当な状況で苦しみ続けていることを知り、私はその不正義に対して何かを変える必要があると感じました。
タグ: 米国