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体調不良でも強制送還通告 12年超収容の男性

公開日
2025-12-13
メディア
共同通信
記事要約
茨城県牛久市の東日本入国管理センター(牛久入管)に通算12年半収容され、健康状態が悪化している62歳のパキスタン人男性に対し、今月中の強制送還が通告されたことが分かった。出入国在留管理庁が進める「不法滞在者ゼロプラン」により、強制送還が急増している中での措置とされる。

男性は1980年代にカシミール独立運動に関与し拘束を受けた後、1987年に来日。日本人女性との離婚後に在留資格を失い、2004~06年と2015年以降に入管施設へ収容された。難民申請を複数回行ったが認められていない。

収容中の抗議としてハンガーストライキを行い、体重が大幅に減少して下半身が不自由となり車椅子生活となった。最近の診断では骨粗しょう症の疑いと高血圧が確認され、入管医師からは飛行機搭乗は困難と伝えられている。支援団体は、男性の強制送還停止を求めて署名活動を行う予定である。
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