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ウィシュマさん入管死訴訟、当時の局長らへの証人尋問は認められず7月に結審、年内にも判決か

公開日
2026-03-12
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Yahoo ニュース
記事要約
名古屋出入国在留管理局で収容中の2021年に死亡したスリランカ人女性ウィシュマ・サンダマリさんの遺族が、国に約1億5000万円の損害賠償を求めている裁判の第25回口頭弁論が11日に開かれた。裁判所は、これまでの審理で必要な立証は尽くされたとして、原告側が求めていた当時の入管局長らへの追加の証人尋問を認めず、次回期日で結審する方針を示した。また、法廷で上映された約5時間分以外の約290時間分の収容中の映像の開示も認めなかった。判決は年内に出される見通しである。

原告側は、担当医が体調悪化を放置した結果、アシドーシスやビタミンB1欠乏症の悪化で死亡した可能性があると主張し、入管の組織的過失を明らかにするため当時の局長らの証人尋問を求めた。一方、国側は死因は特定できておらず、尋問を行っても解明につながらないとして不要だと主張した。

また、未公開の約290時間分のビデオ映像の開示を巡っては、原告側が「証言の信用性を争うのに映像を開示しないのは不公平だ」と批判し、国側は医学的観点から反論した。裁判所の判断に対し、遺族や支援者からは落胆の声が上がり、原告側は法廷で正式に異議を申し立てた。最終準備書面は6月末までに提出され、判決は秋ごろになる見込みである。
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