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労働党政権下での英語要件の変更

公開日
2025-10-05
メディア
Electronic Immigration Network
記事要約
英国の労働党政権は、移民制度を再構築する方針を示し、2025年以降に入管規則へ段階的な変更を加えている。狙いは、純移民数の抑制や制度悪用の防止を図りつつ、技能不足を補う人材を受け入れ、経済成長につなげることにある。

今回の改革では、就労目的で入国するスキルドワーカーに対する英語力要件が引き上げられ、これまでのB1レベルから、より高度なB2レベルの英語力が必要とされる。また、帯同家族についても、入国時はA1、延長時はA2、永住申請時にはB2を求めるなど、言語能力を段階的に向上させる仕組みが導入された。

さらに、スキルドワーカービザでは、求められる職務と人材の技能水準が厳格化され、学士号相当のRQF6以上のスキルを持つことが原則となる。加えて、英語要件を満たせない配偶者や親については、最長30か月の滞在が認められるものの、公的扶助の利用は制限される。

これらの改革を通じて、政府は高い能力と統合可能性を持つ移民を優先的に受け入れ、社会的な調和と経済成長を同時に進める移民政策を展開しようとしている。
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