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バデノック氏は、移民ではなく子供の増加が高齢化対策に役立つと述べている

公開日
2025-05-04
メディア
The Guardian
記事要約
英国保守党の党首ケミ・バデノック氏は、BBCの番組で「高齢化社会への対策として移民に頼るのではなく、英国人がもっと子どもを産むべきだ」と発言した。移民政策は「問題を悪化させ、国を貧しくしている」とも述べ、出生率向上を重視する姿勢を示した。

この考えに対し、元保守党教育相のジャスティン・グリーニング氏は、「子どもはすでに十分にいる。今いる子どもたちの教育環境を整えることが先決だ」と反論。保守党の方向性自体に疑問を呈した。

バデノック氏は過去に「産休手当は行き過ぎ」と発言し、批判を受けて撤回した経緯があるが、最近は「子育てを始める人々が快適に暮らせるようにする必要がある」とも述べている。将来的には、出産を後押しする政策を導入する可能性もある。

出生率は2023年にイングランドとウェールズで過去最低の1.44となり、出生数も1977年以来最少の約59万人にまで減少している。

バデノック氏と同様に、保守党の影の法相ロバート・ジェンリック氏も、出生率向上の必要性を強調し、政府は保育支援や住宅政策を通じて若者の結婚・出産を後押しすべきだと述べている。
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