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移民制度のさらなる変更が発表

公開日
2025-10-20
メディア
NHS Employers
記事要約
英国政府は、移民白書(Immigration White Paper)に基づくさらなる制度改正を発表した。これらの変更は、英国で生活・就労するために内務省の許可を必要とする人々の採用や雇用継続に影響する可能性があり、特にNHS(国民保健サービス)にも関係する。

主な変更点は次のとおりである。

まず、SOC 6131(看護助手・介護助手)の定義が改訂される。これまでは「登録看護師が勤務する環境」に限られていたが、今後は「登録看護師または他の登録医療専門職が勤務する環境」に適用範囲が拡大される。

次に、移民スキル課金(Immigration Skills Charge)が2025年12月16日以降の申請から32%引き上げられ、1人当たり年間1,320ポンドとなる。

また、英語要件が引き上げられ、2026年1月8日以降の申請から、技能労働者(Skilled Worker)、高度潜在能力個人(High Potential Individual)、スケールアップビザ(Scale Up Visa)の必要レベルがCEFRのB1からB2へ上がる。

大学院ビザ(Graduate Visa)については、2027年1月1日以降の申請から、在留期間が2年から18か月に短縮される。ただし、博士課程修了者のビザ期間は従来どおり3年となる。

このほか、HPIビザやグローバルタレントビザの要件強化、家族・プライベートライフビザの適格性要件の改訂も予定されている。

内務省はこれらの変更に関する詳細をGOV.UKで公表しており、NHS Employersは11月13日(木)に内務省とともにウェビナーを開催する予定である。登録はNHS Employersのウェブサイトから可能となっている。
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