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反移民は今、大きな問題となっている。なぜそれが間違っているのか?

公開日
2025-11-30
メディア
The New Daily.
記事要約
オーストラリアでは、ネオナチの議会前での行動、ポーリン・ハンソン議員の挑発的パフォーマンス、連邦野党の移民受け入れ削減方針などが重なり、移民問題が最も論争的なテーマとなっている。右派政治家だけでなく、世論調査でも「移民受け入れが多すぎる」と考える国民が過半数に上るなど、反移民感情が広がっている。住宅危機や報道される犯罪によって移民が問題視されがちだが、犯罪統計では移民の犯罪率が最も低いことが示されている。

しかし、移民が必要とされる最大の理由は、オーストラリアの急速な高齢化である。出生率は人口維持に必要な水準の半分以下であり、労働人口の減少を補わなければ、税収や社会保障の維持が困難になる。反移民派の主張どおり受け入れを大幅に削減すれば、人口は急減し、状況はさらに悪化する。

移民制度への信頼を高めるため、専門家や大学のワークショップでは、移民をベンディゴ、バララット、ダーウィンなどの地方都市へ誘導し、滞在期間に応じて永住権を優遇する案が議論された。これらの地域は移民を歓迎し、人口増によって医療、学校、銀行などの社会サービスを維持しやすくなる。

記事は、移民問題を政治利用して移民を悪者扱いする行為を批判し、移民の受け入れなしには将来のオーストラリアは高齢化で成り立たなくなると警告している。 Ultimately、若い移民の受け入れこそが社会維持に不可欠だと結論づけている。
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