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「国に帰れ」日本に生まれ育っても、幼少時に来日しても…“在留資格”を得られない外国人青年たちの苦悩

公開日
2025-08-09
メディア
弁護士JPニュース
記事要約
この記事は、日本で幼少期から育ったにもかかわらず在留資格を持たない外国人の子どもたちが、厳しい現実に直面している状況を描いている。近年、日本社会では外国人や移民への視線が厳しくなり、政治的にもビザ免除の停止や外国人問題を巡る動きが活発化している中、イラン人青年ファルハッドやクルド人青年ラマザンらの事例が紹介される。ファルハッドは父がビザ免除時代に来日して不法残留となり、日本で生まれ育ったが、仮放免のため奨学金や進学の制約を受けた。家族は退去強制の撤回を求めて訴訟を起こしたが敗訴し、裁判所や入管の判断は統一性に欠け、子どもの利益よりも法違反の事実が優先される現実が浮き彫りになった。一方、トルコの迫害から逃れてきたクルド人のラマザンやムスタファも、難民認定されず仮放免状態のまま進学や就職の道を閉ざされている。彼らはいずれも日本語を習得し地域社会に溶け込んでいるが、国は幼少期から日本で育った子どもを追放することにためらいを見せず、国際人権規約や子どもの権利条約の理念からかけ離れた対応を続けている。記事は、こうした恣意的で硬直した制度のもとで将来を奪われている子どもたちの現状を伝え、公正で専門的な判断を伴う制度改革の必要性を訴えている。
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仮放免,不法残留,在留特別許可,被収容者等の人権

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2025-02-04
在留特別許可,資格外活動,共生