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「中国大乱」カウントダウン、日本に逃避する超富裕層たちが“秘密のクラブ”で着々と準備していること

公開日
2025-06-11
メディア
ダイヤモンドオンライン
記事要約
中国アリババ創業者の馬雲(ジャック・マー)氏は、中国当局との対立を背景に2020年前後に失脚し、その後日本に滞在していることが明らかになった。新著『潤日』によれば、馬氏は日本各地の観光地や温泉を楽しみながら、京都の豪邸に住み、銀座や丸の内の高級クラブで社交活動を行うなど、優雅な生活を送っている。東京大学の客員教授に就任し、復権に向けた動きも見せている。

この「潤日(ルンリィー)」とは、中国の政治や経済の不安定化を避け、主に富裕層が日本へ“逃避”・定住する現象を指す。実際に、他の著名中国人経済人も東京に住み始めており、彼らは日本の土地所有権や治安、教育環境、円安といった条件を魅力と感じている。中国では土地私有が禁止され、政府の意向で財産を失うリスクもあるため、日本は資産保全の安全地として選ばれている。

一方で、不正行為を行う中国人移住者の存在も根強く、これまで日本では中国人への不信感が強かった。しかし現在では、単なる移民ではなく、極めて富裕で文化的・政治的影響力を持つ定住者として来日する中国人が増えており、日本側もその現実を受け止める必要がある。

また、彼らが利用する地下銀行や仮想通貨を通じた資産移転、増加するビザ取得なども紹介され、中国体制の不安定化と連動する「中国富裕層の国外逃避」が世界的に進行していると指摘。習近平政権の将来不安や、経済失速、格差拡大、体制内部の分裂の可能性などを背景に、「潤日」たちの動きが加速している。

日本は、こうした動向を受けて、今後の対中関係をどう築くか、大きな課題を突きつけられている。中国の分裂や変化が現実味を帯びる中、日本には冷静で戦略的な外交姿勢が求められるというのが本書の主旨である。
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2024-10-24
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