世界の移民・難民
関連ニュース

時給500円の差で外国人労働者から「選ばれる国」となった韓国…“日韓人材争奪戦”で日本より優位に立つ決定的な理由

公開日
2025-06-08
メディア
集英社オンライン
記事要約
韓国では超少子高齢化と首都圏への一極集中が深刻化し、外国人労働者への依存が急速に進んでいる。政府は2004年から「雇用許可制」を導入し、製造業や農業、建設業、さらに飲食や林業にも外国人の受け入れを拡大。在留期間の延長や永住資格取得の道も整備し、実質的に「移民政策」に踏み出している。

背景には、若者が地方や中小企業で働きたがらず、深刻な人手不足がある。外国人労働者は韓国語の習得のしやすさや高水準の最低賃金(月給28.5万円程度)を魅力に感じており、日本よりも韓国を選ぶケースが増加中。

一方、日本でも同様に外国人労働者の受け入れを進めているが、時給や待遇面で韓国に後れを取っている。造船業界では実際に外国人労働者が韓国に引き抜かれる事例も出ている。

日本と韓国はともに東南アジアからの人材に依存しつつあるが、外国人に「選ばれる国」になるためには、労働条件や制度面での競争が激化している。今後、両国の社会・経済は外国人労働者抜きでは立ち行かなくなると見られている。
タグ
大韓民国