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(The Guardian)スペイン、方針転換でセウタの子供500人の本土への移動を許可へ

公開日
2026-08-19
メディア
The Guardian
記事要約
スペイン政府は方針を転換し、北アフリカのスペイン領セウタにいる約500人の移民の子どもをスペイン本土へ移送することを決めた。7月30日にセウタへ越境した約7万人の大半はモロッコへ戻ったが、スペイン法では、保護者のいない未成年者について18歳になるまで国が保護する義務を負っている。

政府は当初、不法入国者はモロッコとの協力により送還し、スペイン本土には移送しないとの立場を示していた。しかし、セウタでは数百人の子どもが路上生活を余儀なくされ、住民からの支援に頼る状況となっている。このため、特に少女など脆弱性の高い子どもをNGOや児童保護機関に委ねる緊急措置を検討している。

一方、保守系の国民党や極右Voxが政権に参加する一部の自治州は、移民の子どもの受け入れに消極的または反対している。国民党は、子どもは家族のもとへ戻すべきだとして政府の方針を批判している。

さらに欧州委員会は、EU法上、保護者のいない未成年者を含むセウタの不法入国者はモロッコへ送還すべきとの見解を示した。ただし、最新のEU移民協定がまだスペイン国内法に導入されていないため、保護者のいない未成年者を保護するスペイン法が現在も適用されており、EUと国内法の関係が問題を複雑にしている。

スペイン政府によると、今年3月時点で国の保護下にある16~23歳は約2万1100人で、そのうち約3500人が17歳未満、約半数がモロッコ出身だった。今回の問題は、国境管理・送還政策と未成年者保護という二つの要請の間で、スペイン政府が難しい対応を迫られていることを示している。
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