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(The Hub)カナダの移民法執行をめぐる計算はもはや成り立っておらず、組織犯罪グループもそれを承知している。

公開日
2026-07-20
メディア
The Hub
記事要約
この記事は、カナダの移民制度が国際組織犯罪に悪用されていると主張し、入国審査や退去強制制度の脆弱性を問題視している。

米国で起訴されたインド系ビシュノイ犯罪組織の関係者37人の多くは、留学ビザや就労ビザでカナダに入国しており、申請時に虚偽の情報を用いていたとされる。犯罪学者は、カナダの身元確認・安全保障審査が不十分で、組織犯罪に利用される余地があると指摘している。

カナダでは留学生や多くの外国人労働者に対し、警察の犯罪経歴証明書の提出が原則として義務付けられていない。近年、留学生制度の厳格化は進められたものの、対象は主に受入れ人数や財政要件であり、組織犯罪への対策には十分対応していないと論じている。

また、カナダ国境サービス庁(CBSA)の執行体制も限界に達している。約550人の捜査官が約3万3,000件の退去強制令状を担当しており、令状の未処理件数は年間約1,250件しか減っていない。このペースでは現在の滞納案件を解消するまでに25年以上かかると試算されている。さらに、不法滞在者は最大50万人に上る可能性があるとされる。

記事は、こうした執行力不足が「摘発される可能性が低い」という認識を犯罪組織に与え、組織犯罪の拡大を招いていると主張する。実際に、カナダでは過去10年間で恐喝事件が全国で300%以上、ブリティッシュコロンビア州では約500%増加し、組織犯罪グループも2022年の3,000超から現在は4,000超へ増加したと紹介している。

一方で、記事は大多数の移民は法を守る善良な市民であり、組織犯罪の最大の被害者でもあると強調している。その上で、移民受入れの拡大に見合う審査・執行体制の強化が行われなかったことが制度上の問題であり、このままでは組織犯罪に利用され続ける恐れがあると結論づけている。
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