入管・在留関連ニュース

(HBC北海道放送)病で倒れた技能実習生を襲った不法滞在の危機“想定外”の長期療養に直面したベトナム人青年「今回は特例」で終わらせない 問われる受け入れ環境の整備

公開日
2026-06-14
メディア
HBC北海道放送
記事要約
ベトナム人技能実習生のズオン・ゴツク・トゥさんは、2019年に札幌で働いていた際、19歳で脳動静脈奇形を発症して倒れ、以来7年間にわたり意識不明のまま療養を続けている。

技能実習制度は長期療養を想定しておらず、在留期限が切れると不法滞在となるおそれがあった。しかし、入管や自治体、監理団体、支援者らが連携し、「告示外特定活動」の在留資格取得や国民健康保険、障害年金の活用によって療養継続が可能となった。こうした対応は制度上の一般的な仕組みではなく、「特例的な対応」だったとされる。

支援者らは7年間にわたり家族とのビデオ通話を続け、2026年には両親と兄が初めて来日して再会を果たした。家族はこれまで支えてくれた関係者への感謝を述べて帰国した。

支援を続ける西千津さんは、外国人を単なる労働力ではなく一人の地域住民として捉え、病気や事故で働けなくなった場合も支援できる制度整備が必要だと訴えている。専門家や出演者からも、「特例」で終わらせず、外国人労働者の長期療養や生活保障を制度として検討すべきだとの意見が示され、日本社会における共生のあり方が問われている。
タグ
共生

「共生」を含むニュース記事一覧

公開日
記事のタイトル
タグ