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日本で真面目に働く「外国人」が震災に遭ったら…母を喪い国外退去になる青年を救った日本人との絆

公開日: 2024-04-19
メディア: Book Bang
記事要約: 『涙にも国籍はあるのでしょうか―津波で亡くなった外国人をたどって―』は、東日本大震災で命を落とした外国人の足跡を追った三浦英之さんのノンフィクションです。本書は、震災後に苦しんだ外国人の犠牲者たちの物語を通して、国籍に関係なく結びつく人と人との絆を描いています。震災後、日本で暮らす外国人がどのように扱われ、どのような困難に直面したのかを浮き彫りにし、彼らが受けた不当な扱いや、コミュニティの支え合いに焦点を当てています。

特に、外国人被災者が受けた差別的な扱いや、義援金を受け取れない状況、そして滞在資格を失った外国人労働者の悲劇的な運命が描かれています。また、本書では、震災をきっかけに日本に残ることになった外国人たちがどのように新たな家族や支えを見つけたか、その温かい絆に感動的に触れています。

本書の主題は、外国人の存在をただ「支えられる存在」として見るのではなく、共に暮らす仲間として尊重し、互いに助け合う社会を築くべきだというメッセージです。著者は、震災の描写を通じて、外国人が日本社会にどう接しているか、そして私たちがどのように彼らを理解し共存していくべきかを問いかけています。
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