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カナダ、ホームケアワーカーのパイロットプログラムの申請を一時停止

公開日: 2025-12-23
メディア: Immigration.ca
記事要約: カナダ政府は、申請件数の急増と審査滞留の拡大を理由に、在宅ケア労働者向け移民パイロット(Home Care Worker Immigration Pilots)への新規申請受付を当面停止した。移民・難民・市民権省(IRCC)は2025年12月19日、需要が定員を大きく上回り処理期間が長期化しているため、2026年3月にも再開しないことを明らかにした。

この措置は、2026～2028年移民レベル計画に基づく移民受け入れの見直しの一環で、既存申請の処理を優先し、さらなる滞留の拡大を防ぐ狙いがある。すでに提出された申請は引き続き審査されるが、再開時期は未定で、代替となる連邦レベルの介護人材向け新制度も現時点では発表されていない。

停止対象は、永住権につながる2つの制度である「在宅育児ケア(Child Care)」および「在宅生活支援(Home Support)」の両クラス。各制度は年2,750件(初年度はストリームAのみ2,610件)の厳格な上限が設けられており、需要超過が続いていた。特に、カナダ国内就労経験のない人向けのストリームBはこれまで一度も開放されていない。

政府は介護人材の重要性を認めつつも、今後は受け入れ拡大よりも制度の安定化と処理効率の改善を優先する姿勢を示しており、介護分野の移民受け入れは今後、より厳格に管理される可能性が高い。
タグ: カナダ