入管・在留関連ニュース

ベトナム人熟練工はなぜ日本に?「親切だから」…実は韓国、台湾の方が人気 魅力薄れる要因は円安と人権侵害の噂、定着のカギは高速WiFi【多文化共生企画】

公開日
2025-12-18
メディア
47NEWS
記事要約
群馬県藤岡市の家電リサイクル工場で働くベトナム人のチャン・クオック・トゥエンさん(36)の1日に密着し、外国人労働者の生活実態と課題を描いた記事である。トゥエンさんは「特定技能1号」で来日し、洗濯機などの家電を分解・洗浄する仕事に従事している。妻子をベトナムに残し単身で暮らし、長時間労働の合間に家族と連絡を取りながら、質素な生活を送っている。

時給1150円で月の手取りは20万円強だが、その大半を家族へ送金しており、最大の希望は家族と一緒に暮らせる在留資格を得ることだ。しかし、特定技能1号では家族帯同が認められず、2号へ移行するには日本語能力や試験など高いハードルがある。長時間労働の中で日本語学習の時間を確保する難しさも語られている。

一方、工場側も深刻な人手不足から外国人雇用を拡大してきたが、受け入れは容易ではなかった。通信環境や賃金への不満から離職者が出たものの、在日ベトナム人団体の仲介により、生活環境の改善や相互理解が進んだ。

企業側担当者は、外国人労働者を特別視するのではなく、日本人と同じ「働く生活者」として向き合う必要性を強調する。トゥエンさん自身も、日本人の親切さや職場環境の良さが再来日の動機だったと語る。記事は、外国人労働者を単なる労働力としてではなく、生活者として支える環境整備こそが、今後の受け入れの鍵だと締めくくっている。
タグ
特定技能,共生

「特定技能,共生」を含むニュース記事一覧

公開日
記事のタイトル
タグ
2025-04-17
ミャンマー,特定技能,技術・人文知識・国際業務