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ネクサスカード、在留外国人向けデポジット型カード発行　日本初のサービスで快適生活サポート

公開日: 2025-12-11
メディア: イノベーションズアイ
記事要約: 在留外国人や留学生が日本で生活する上でクレジットカードは必需品だが、信用情報が少なく審査に通りにくいという課題がある。Jトラストグループの Nexus Card(ネクサスカード)は、この問題に対応するため、日本で唯一、在留外国人向けにデポジット(保証金)を預けることで利用できる「デポジット型クレジットカード」を発行している。利用者は使いすぎを防げ、カード会社は貸倒れリスクを抑えられるため、審査に通りやすい点が特徴である。

デポジット型を展開する企業は国内に5社のみで、そのなかで外国人向けを本格的に扱うのは同社だけ。後発企業として差別化を図るため、ニッチ分野である在留外国人に着目し、日本での生活を支えるインフラとしてカードを提供してきた。市場の開拓者としての自負も強い。

知名度はまだ十分ではないが、在留外国人の増加やカード需要の高まりから市場は拡大するとみられている。東京スター銀行から提携を持ちかけられたほか、熊本県に進出した台湾半導体企業の駐在員向けカードとして採用され、特にETCカード発行が高く評価された。今後は他の金融機関や製造業にも提携拡大を期待している。

在留外国人は増加しており、日本経済は外国人労働力に依存せざるを得ない状況にある。他国との人材獲得競争が激化するなか、生活インフラを整えることは日本が「選ばれる国」になるために重要だと社長は強調する。

デポジット型は、審査に通りにくい日本人にも有用で、過去の金融事故歴があっても信用を再構築しやすい。利用履歴を積めば“ホワイト”として評価され、大手カード会社に移る人もいるが、それも社会貢献の一環と考えている。

また同社は割賦事業を主力としており、脱毛業界大手のクリアグループやヴァージニアグループの顧客向け割賦販売が成長を牽引。営業収益と利益は急増し、今後も市場拡大と連携強化によりさらなる伸びが見込まれている。
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