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クリスティ・ピッツ公園での反移民集会と反対デモの後、複数人が逮捕された。

公開日: 2025-09-13
メディア: TORONTO STAR
記事要約: 2025年9月、トロントの多文化地域であるクリスティ・ピッツ・パークで、移民政策に反対する「Canada First Rally」が行われ、それに反対する市民によるカウンターデモと衝突した。移民の受け入れ制限や強制送還を訴える集会は、移民歓迎を掲げる多くの市民に取り囲まれ、警察のバリケードで保護される事態となった。両者の対立により6人が逮捕され、騒動は一部の道路閉鎖を引き起こした。

背景には、経済不安や住宅難、医療体制の逼迫などを理由に、移民への風当たりが強まっている現状がある。カナダ政府も2025年の新規移民・留学生・就労者の受け入れ数を削減しており、世論調査では過半数の国民が「移民が多すぎる」と回答している。

一方で、デモが行われた公園には歴史的に反レイシズムの象徴としての意味合いがあり、地域住民や労働者団体は「ここに差別は許されない」として、音楽や子ども向けイベント、無料アイスクリームの配布などを通じて平和的に抗議を示した。主催者は、経済問題の責任を移民に押し付ける風潮を批判し、真の原因は政治的な失策だと訴えた。市議会議員もまた、こうした極右的活動に強く反対の姿勢を示し、地域の多様性と共生の精神を守る意志を強調した。
タグ: カナダ