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移民:カナダの夢は終焉か?

公開日: 2025-09-05
メディア: France 24
記事要約: 移民に寛容な国として知られてきたカナダが、これまでの開かれた移民政策を転換し、初めて移民受け入れ数の目標を凍結する決定を下した。新首相マーク・カーニーがこの方針を確認した背景には、世論の変化がある。

最近の世論調査では、カナダ国民の58%が「移民が多すぎる」と感じており、これは2022年の27%から大幅に増加している。主な理由としては、住宅危機の深刻化や社会保障・医療サービスへの負担が挙げられている。

2023年には労働力不足を背景に、125万人以上の移民を受け入れ、1957年以来最多となった。現在、カナダの人口の約4人に1人が外国生まれで、これはG7諸国でも特異な状況である。

「Take Back Canada」のような反移民運動も広がる中で、かつて重視されていた移民受け入れモデルが見直されつつある。一方で、外国人労働者はカナダ経済と将来にとって不可欠な存在であることも改めて浮き彫りになっている。
タグ: カナダ