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外国人犯罪「ベトナム人」4分の1、警察白書で明らかに 「侵入窃盗」「万引き」が顕著…日本で“盗み”働く理由とは

公開日
2025-08-01
メディア
弁護士JPニュース
記事要約
2025年版「警察白書」によると、来日外国人による犯罪が増加傾向にあり、手口も巧妙化・多国籍化していることが明らかになった。特にベトナム人による犯罪が目立ち、2024年の来日外国人の刑法犯のうち約4分の1(24.8%)がベトナム人によるもので、侵入窃盗の約8割、万引きの約半数を占めている。

彼らの犯罪は組織的で、換金目的の「仕事」として行われており、日本人や定着居住外国人の生活困窮による窃盗とは性質が異なる。手口は、事前の下見、チームでの役割分担、バッグの受け渡しなど緻密で、大胆な実行が特徴。共犯事件の割合も日本人の約3.3倍(41.1%)にのぼる。

ベトナム人が多い背景には、母国の厳しい刑務所事情と、日本製品(化粧品など)の東南アジアでの高い転売価値がある。また、近年では多国籍の犯罪グループやSNSを通じた連携、国際的なマネーロンダリングも確認されており、警察庁は国内外の関係機関と連携して対策を強化している。

なお、こうした犯罪に関わるのはごく一部であり、日本社会に平穏に暮らす定着居住者とは明確に区別されるべき存在であることも強調されている。
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