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(THE HILL)アメリカの人口がピークに達したらどうなるのか?

公開日
2026-05-11
メディア
THE HILL
記事要約
この記事は、移民制限政策によってアメリカの人口増加が鈍化し、将来的には人口減少に転じる可能性があること、その結果として経済力や国際的影響力が低下し、中国との競争でも不利になると論じています。

アメリカは長年、人口増加と経済成長を続ける国でしたが、2025年の純移民数は130万人まで減少し、トランプ政権は約300万人の不法移民を排除したとしています。同時に出生率低下と死亡数増加により、「自然増」も2030年頃にピークを迎えると予測されており、移民が減ればアメリカ人口は縮小に向かう可能性があります。

2025年の人口増加率は0.5%にとどまり、コロナ禍を除けば1960年代以来の低水準でした。記事は、移民減少によって若年労働力が減り、経済活動が縮小すると指摘しています。

筆者はシミュレーションモデルを用いて、移民を従来予測より3分の1、半分、3分の2削減した場合を分析しました。その結果、人口増加は近く頭打ちとなり、2030年以降の経済成長率は毎年0.1〜0.25ポイント低下、2040年にはアメリカ経済が本来より1兆ドル規模小さくなる可能性があると試算しています。
また、AIによる生産性向上があっても、人口減少そのものを補うことは難しく、中国も同様にAI恩恵を受けるため、米中の国力競争では中国が有利になる可能性があるとしています。

さらに、人口・経済・軍事・外交などを総合的に評価するモデルでは、移民制限政策が続けば、中国が今世紀半ばまでにアメリカを超える世界最大の大国になる可能性が高まると分析しています。
記事は、トランプ政権が「アメリカ第一」を掲げて進める人口縮小型政策は、長期的にはむしろアメリカの国力低下につながる可能性があると結論づけています。
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