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もし訪日中に災害に遭遇したら?―外国人被災者に立ちふさがるのは「言葉より心の壁」

公開日
2026-03-09
メディア
nippon.com
記事要約
日本は地震や台風など自然災害が多い国であり、災害に慣れていない訪日外国人にとっては大きな不安要因となる。そのため、日本人側も外国人に対して適切な防災情報を伝えられるよう知識を持つことが重要である。訪日前には海外旅行保険への加入や多言語の防災マニュアルの確認が推奨され、滞在中は多言語防災アプリ「Safety tips」や「NHK WORLD」、JNTOの「Japan Visitor Hotline」などで情報を得ることができる。被災時には119への通報、大使館への連絡、災害用伝言ダイヤルなどを利用し、安全な避難場所や避難所へ移動することが基本となる。

一方で、外国人の避難には文化や認識の違いもあり、日本の避難所制度に戸惑う人も少なくない。実際の災害では外国人が建物倒壊を恐れて公園に避難し、誤解を受けた事例もある。また、避難所では宗教や食文化の違いへの対応が十分でない場合もあり、ムスリムコミュニティなど外国人同士の支援が重要な役割を果たしてきた。

専門家は、外国人住民や訪日客が増える中で、防災にはコミュニティの協力と相互理解が不可欠だと指摘する。防災訓練や地域活動への参加を通じて外国人も地域の支え手となることが期待されており、日本は多言語防災情報の整備をさらに進めることで、多文化共生型の防災モデルを築く可能性がある。
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