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日本人と外国人の理想の関係?江戸川区にインド人が約8000人、高度なIT人材が多数 対照的に浮かび上がる「技能実習制度」の課題「5年で帰る人は言葉も文化も覚えない」

公開日
2025-11-01
メディア
ABEMA TIMES
記事要約
日本では人口減少や外国人住民の増加により「共生」が課題となり、外国人政策が政治的争点にもなっている。そうした中、東京・江戸川区では外国人が約7.4%を占め、特にインド人は約8,000人と全国最多だ。同区では1990年代後半以降のIT人材受け入れをきっかけにインド人コミュニティが形成され、飲食店や商店の増加、住環境の改善などにより生活基盤が整えられた。地域住民との関係も概ね良好で、文化交流イベントなどが共生を支えている。ただし、生活習慣の違いから騒音トラブルなどの課題はある。

番組内では、技能実習制度や特定技能制度が外国人の定着や地域との関係性に影響していることが指摘された。特に技能実習制度は短期滞在が前提であるため、文化や言語の習得意欲が生じにくく、共生の阻害要因になっているとの批判があった。一方、長期的な就労やキャリア形成が可能な立場にある外国人は日本社会に溶け込みやすい。

また、世界的な人材獲得競争が進む中、優秀な人材に日本を選んでもらうためには、日本の経済力や賃金水準、働きやすさ等を改善することが重要であると専門家は指摘した。
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2025-09-04
経営・管理,共生