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米裁判所、ガザ抗議指導者の国外追放を一時的に阻止

公開日: 2025-03-11
メディア: BBC
記事要約: トランプ政権は、プロ・パレスチナ活動家でコロンビア大学の卒業生、マフムード・カリール氏の国外退去を試み、移民局(ICE)により逮捕されました。カリール氏は、昨年のガザ戦争に対する抗議活動で重要な役割を果たしました。トランプ大統領は、この逮捕を「多くの逮捕の第一歩」とし、大学キャンパスでのプロ・パレスチナ活動家に対する取り締まりを強化すると表明していました。

カリール氏は、シリア生まれで、アメリカ政府からは「ハマスに関連した活動を主導した」とされており、ビザとグリーンカードの取り消しを通知されたとのことですが、具体的な証拠は示されていません。彼の弁護士はこの拘束を「ひどく説明できない行為」と批判し、アメリカ政府による学生運動と政治的言論の抑圧の一環だと指摘しています。

カリール氏は犯罪で起訴されておらず、現在も裁判を待っており、コロンビア大学のキャンパスでは彼の解放を求める抗議が行われています。ニューヨーク州検事総長もこのケースを監視しており、カリール氏の国外退去は憲法修正第1条に対する極端な攻撃だと批判されています。

また、トランプ政権はコロンビア大学が反ユダヤ主義を抑制しなかったとして、同大学への4億ドルの連邦助成金を取り消す決定もしました。
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