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(Daily News Hungary)ハンガリーにおける外国人労働者の行方は? 人手不足の中で直面する深刻なジレンマ

公開日
2026-07-20
メディア
Daily News Hungary
記事要約
ハンガリーでは、外国人ゲストワーカーをめぐる議論が移民政策の枠を超え、将来の経済モデルそのものを問う論争へと発展している。企業側は外国人労働者なしでは大型投資が困難になると主張する一方、批判派は、低賃金・低付加価値産業を維持するために外国人労働者へ依存しているだけであり、本来は賃上げや生産性向上、人材育成を進めるべきだと指摘している。

現在、外国人労働者は約10万7千人で全就業者の約2%にとどまり、EU平均を大きく下回る。また、2026年第1四半期には約31万9千人の潜在的労働力が存在し、失業率も上昇していることから、「絶対的な人手不足」ではなく、賃金や労働条件、人材定着の問題であるとの見方も強い。

一方、ゲストワーカーは在留資格が雇用主に紐づいているため転職が難しく、家族帯同や永住への道も限定されている。このため、安定して働いているように見えても、それは法的拘束による面が大きく、労働者保護の強化や転職の自由、住居基準の整備などを求める声が上がっている。

改革を支持する専門家は、短期的には透明な基準に基づく分野別受入れ枠を設け、中長期的には職業訓練や再教育、住宅・交通支援、生産性向上や賃上げと連動した産業政策へ転換すべきだと提言している。議論の焦点は、外国人労働者を一時的な人手不足対策と位置付けるのか、それとも低賃金産業を支える恒久的な仕組みとするのかという、ハンガリーの経済の将来像にある。
タグ
ハンガリー