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(Australian Broadcasting Corporation)宗教的リテラシーは、オーストラリアの移民問題解決に不可欠である。
公開日
2026-06-25
メディア
Australian Broadcasting Corporation
記事要約
筆者は、オーストラリアの移民政策は「大量受け入れ」か「大幅削減」の二者択一ではなく、少子高齢化や労働力不足、住宅問題を踏まえた持続可能で公正な制度設計が必要だと主張する。出生率は人口維持に必要な水準を大きく下回り、高齢化も進むため、移民は労働力や税収、医療・介護・建設などの人材確保に不可欠である。一方で、受け入れ規模が住宅やインフラ整備を上回れば社会的負担や不満を生むため、適切な管理が重要だとしている。
今後の技能移民は南アジア、東南アジア、アフリカなど若年人口の多い地域が中心となり、イスラム教徒の割合も増加すると予測される。しかし、これは「イスラム化」を意味するものではなく、世界人口構成を反映した自然な結果だと指摘する。オーストラリアには植民地時代以前からイスラム教徒との歴史的な関わりがあり、現代のイスラム系移民もその延長線上にあるという。
筆者は、一部政治家が移民問題とイスラム教を結び付ける主張はイスラム嫌悪や人種差別を助長すると批判する。民主主義や法の支配などの価値観を移民に求めること自体は正当だが、宗教や出身国だけで危険視することは誤りだとする。調査では、多くのイスラム教徒は市民としての責任や平和的共生を重視しており、イスラム教の教義も法令順守や契約の尊重と両立すると説明している。
そのため、社会には「宗教リテラシー」の向上が不可欠だと筆者は訴える。イスラム教徒自身が市民社会との親和性を発信するとともに、学校や行政、メディアがイスラムへの理解を深める教育を進めることで、偏見や政治的利用を防ぎ、移民を社会の発展と結束につなげることができると結論づけている。
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