世界の移民・難民
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スウェーデンでは、ローウェン・レダールが社会民主党の移民と統合に関する方針転換を体現している。

公開日
2025-12-06
メディア
Le Monde
記事要約
スウェーデン社会民主労働党の新たな「統合政策担当」スポークスパーソンに任命されたローウェン・レダー氏(36)は、移民の子として育ち、弁護士であり、2014年から議員を務める人物である。2023〜24年にかけて国内180カ所の困難地域(貧困や犯罪組織の影響が深刻で、約70万人が居住し、そのうち17万人は外国ルーツの子ども)を回り、現場の実情を調査した。

その結果として80以上の提案をまとめ、うち8つが2026年9月の総選挙に向けて党の公約に採用された。2022年の選挙では移民・治安問題を軸に右派・極右に敗北した社会民主党は、再び同じ失敗を繰り返さないため、デンマーク社会民主党の路線を参考にしつつ、より厳格な移民政策と移民への統合条件の強化を掲げる方針へと舵を切っている。
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スウェーデン