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外国免許切替の合格率が「ほぼ全員合格」から3割に急落! 厳格化で簡単すぎた試験に終止符

公開日
2025-12-02
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ベストカーWe
記事要約
自国の免許を日本の免許に切り替える「外国免許切替(外免切替)」制度は、これまで試験が極めて簡単で、短期滞在者でも申請できる運用上の抜け穴があり、事故の多発や悪用が問題視されていた。特に、中国やベトナムなど国際免許が使えない国からの利用が多く、外免切替を目的にした“切替ツアー”まで存在していた。

こうした状況を受け、2025年10月1日から制度が大幅に厳格化。ホテル証明などの簡易な住所確認は不可となり、住民票の写しの提出が原則必須となった。短期滞在の観光客など、住民票を持たない外国人は切替が認められなくなった。また、筆記試験はイラスト10問から文章問題50問・合格基準9割へ強化され、技能試験も日本人の普通免許と同等レベルに引き上げられた。

厳格化後、三重・静岡・愛知の各県では合格率が90%超→約35%前後に急落。技能試験も1~24%程度と大幅に低下し、従来の試験がどれほど簡単だったかが明確になった。

厳格化により、日本の交通ルールを理解した外国人ドライバーだけが免許を取得できる状態に近づいた一方、SNSでは「厳格化前に取得した人にも再試験を」といった意見もある。今後も制度の改善が求められる。
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