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世界中で進行する右傾化・保守化の根本にある問題 人手不足解消のために、日本が参考にしたいドイツやオーストラリアの移民受け入れ策を大前研一氏が解説

公開日
2025-11-09
メディア
マネーポストWEB
記事要約
本稿は、世界的に保守化が進む一方で、先進国では人口減少と人手不足が深刻化しており、移民受け入れが不可避であるとの指摘である。大前研一氏は、右派が移民を排斥する背景には、左派と同様に「自分たちが社会的に冷遇されている」という不満があると説明する。左派は資本家を批判し、右派は移民を攻撃対象にするという違いはあるが、根底にある不満は同じとする。

しかし現実には、日本を含む先進国は少子高齢化によりエッセンシャルワーカーが不足し、外国人が労働力と国力を支えている。排除すれば社会は維持できないため、移民受け入れと社会統合が不可欠である。参考例として、ドイツはトルコ移民に対し言語・文化教育を提供し定着を実現し、オーストラリアも難民に滞在と教育の期間を設けている。日本も国として外国人が生活習慣や言語を学べる制度を整えるべきだという提言である。ただし、このためには財源が必要で、富の偏在が進む現状では、中流以上への適切な課税が課題となると指摘している。
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