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シカゴ市長、トランプ氏のシカゴへの移民取り締まり計画に反対

公開日: 2025-08-01
メディア: AP News
記事要約: 2025年9月、シカゴ市のブランドン・ジョンソン市長は、トランプ政権による連邦捜査官のシカゴ派遣計画に強く反発しました。この派遣は、移民取り締まりを目的としており、早ければ9月5日から約30日間行われる可能性があります。

ジョンソン市長は、シカゴ警察が連邦当局による移民取り締まりに協力することを禁じる行政命令を発令。移民関連のパトロールや検問などへの関与を明確に拒否しました。また、連邦捜査官が顔を隠すために使用している覆面の使用もシカゴ警察に禁じました。

市長は記者会見で、「連邦政府の命令には従わない」と断言し、トランプ大統領を「憲法の枠を超えて行動する存在」「アメリカ史上最大の民主主義への脅威」と非難しました。

一方、トランプ大統領はTruth Socialでシカゴの治安を批判し、「イリノイ州知事のプリツカーは犯罪を止めるつもりがない」「対応しないなら我々が出ていく」と強い姿勢を示しました。

ホワイトハウスの報道官も、市長の対応を「パフォーマンスだ」と非難し、「本当に治安を改善したいなら政治的批判ではなく、地元の犯罪対策に集中すべきだ」と述べました。

この対立の背景には、シカゴやイリノイ州が長年にわたり連邦の移民強制執行に非協力的な姿勢を貫いているという事情があります。ジョンソン市長の対応は、移民を守る都市としてのシカゴの立場を改めて強調したものです。
タグ: 米国