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トランプ氏、スコットランド訪問中に「移民はヨーロッパを殺している」と発言

公開日
2025-07-25
メディア
euronews
記事要約
アメリカのトランプ前大統領はスコットランド訪問中、ヨーロッパの移民問題について「移民がヨーロッパを殺している」と発言し、強い危機感を示した。「このままではヨーロッパはなくなる」と述べ、いわゆる「グレート・リプレイスメント(大置換)理論」にも通じる発言を行った。具体的な指導者の名前は挙げなかったが、「他の指導者を恥をかかせたくない」として名指しを避けた。

訪欧中、トランプ氏は欧州委員会のフォン・デア・ライエン委員長や英国のキーア・スターマー首相と会談予定。トランプ氏は、EUからの輸入に30%の関税を課すと予告しており、8月1日を期限に米欧間の貿易交渉が緊迫している。EU側も対抗措置を準備している。

またトランプ氏は風力発電についても「風車をやめろ。国を破壊し、美しい景観を台無しにし、鳥を殺している」と批判。科学的には風力発電が自然に深刻な悪影響を与える証拠はないが、トランプ氏は過去にも風力に強い嫌悪感を示しており、気候変動にも懐疑的な立場をとっている。

なお、彼の家族が運営するスコットランド・アバディーンシャーのゴルフ場は、近隣の風力発電建設を巡ってスコットランド政府と法廷で争い、敗訴。現在は同地域およびターンベリーのゴルフ場を訪問中で、8月13日に新たなコースのオープンを予定している。
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