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世界の移民・難民関連ニュース
米国は近々リビアへ移民を強制送還する可能性があると報道
公開日
2025-05-07
メディア
BBC
記事要約
アメリカが移民対策の一環として、リビアへの強制送還を開始する可能性があると、米政府関係者2人がBBC提携のCBSニュースに明かした。送還は早ければ今週にも始まり、軍用機を使って実施される見通し。
しかし、リビアは10年以上にわたり内戦状態が続いており、米国務省も治安やテロの危険性から渡航を控えるよう勧告しているため、国際的な批判が予想される。
リビア以外にも、トランプ政権はルワンダ、ベナン、アンゴラ、赤道ギニア、エスワティニ、モルドバなど複数の国と送還受け入れについて協議を進めていると報じられている。
リビアは現在、国連が支援する西部政権と東部を支配する軍事指導者ハフタル将軍の勢力に分かれており、どの地域に移民を送るかは明らかにされていない。
今年1月に政権復帰したトランプ大統領は、数百年前の戦時法を援用するなど強硬な手段を用いて大量送還を進めており、今週には不法滞在の移民に自主帰国すれば1,000ドルを支払うという制度も導入された。
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