世界の移民・難民
関連ニュース

移民問題における人間性重視

公開日: 2025-01-16
メディア: Immigration Impact
記事要約: 著者の父親は、1970年代にメキシコからアメリカに移住しました。父親の家族は農業で生計を立てていましたが、干ばつにより土地が使えなくなり、アメリカへ移住せざるを得なかったと言います。父親は建設業やパン屋で働き、母親は工場からコールセンターへと職を変え、3人の子供を育てました。子供たちは全員大学を卒業し、家族にとって大きな誇りです。このような移民の物語は、メディアや政策討論で語られることは少ないものの、日常の普通の話であることが強調されています。

著者は、友人のマルタさん(DACA受給者)やミゲルさんとローザさんのような移民たちと関わり、彼らが抱える不安定な状況に触れています。彼らはアメリカに長年住んでいるが、移民政策の影響で不安を抱えながら生活しています。アメリカには、推定1100万人の不法移民がいるとされ、その79%が15年以上この国に住んでおり、家庭やキャリアを築いている人々です。

しかし、移民に関する議論はしばしば恐怖や取り締まりに焦点が当たっており、移民が社会に与える実際の貢献が無視されています。移民や難民の受け入れのために十分な予算が使われず、強制的な取り締まりが強化される一方で、システム改善のための予算は進展していません。著者は、移民政策が人道的で効率的であるべきだと訴えています。

最終的に、議会は移民政策に関して、機能的で人道的な改革を進めるべきだと提案しています。
タグ: 米国