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<独自>クルド人、高額手数料で密航横行　専門家が現地調査、「割安」な日本にも流入か

公開日: 2024-05-04
メディア: 産経新聞
記事要約: トルコの少数民族クルド人による欧米への密航が、高額な手数料を支払う違法ネットワークを通じて行われていることが、元国連難民高等弁務官事務所駐日代表の滝沢三郎教授の現地調査で明らかになった。調査によると、クルド人は、米国やカナダへの密航に約229万円を支払い、ビザなしで入国する仕組みが存在している。また、日本はビザ免除で渡航費用も安いため、クルド人の流入先として人気が高まっている。

一部のクルド人は、トルコ政府がテロ組織と指定する「クルド労働者党(PKK)」を支持する理由で迫害を受ける恐れがあるとして、日本で難民認定を申請しているが、実際にはトルコ国内でPKK支持を公言しながらも、正規の就労を続けているケースも見られる。滝沢氏は、クルド人に対する差別はあっても迫害を受けているのは一部であり、実態に基づいた適切な対応が求められると指摘している。
タグ: 難民認定,クルド人,短期滞在