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移民は良いことなのか? – 論説
公開日
2026-05-09
メディア
Eurasia Review
記事要約
この記事は、先進国における移民受け入れ政策について、特に労働者階級の視点から批判的に論じている。筆者は、The British Dreamの議論を引用し、英国をはじめとする先進国では「移民を短期間に受け入れ過ぎた」と主張する。
リベラル層や企業は、移民によって低賃金労働や不人気な仕事を補い、経済を支えてきたと評価する。また、多文化化による食文化や音楽の多様化、人種差別の減少も成果として挙げられている。
一方で、筆者は、負担を最も受けているのは地元の労働者階級だと指摘する。学校では非英語話者の増加への対応が必要となり、職場環境や地域コミュニティも変化し、賃金上昇が抑えられたと感じる人も多いという。その結果、一部の労働者階級は従来支持していた中道左派政党から離れ、右派政党を支持するようになったとしている。
また、移民への不満には偏見も含まれるとしつつ、第二世代移民の一部で犯罪や社会的摩擦が生じていること、多文化主義政策によって一部コミュニティが孤立したことも問題視している。
さらに、「高齢化対策として若い移民を増やせばよい」という考え方は持続不可能だと批判する。移民もやがて高齢化し、さらに多くの移民が必要になるため、社会的緊張を招く可能性があるという。
筆者は解決策として、反人種差別政策は維持しつつ、定年年齢の引き上げ、低賃金労働の待遇改善、自国労働者の職業訓練強化、移民への同化要求、そして送出国への経済支援や貿易促進による発展支援を提案している。最後に、「リベラル層の理想のために、なぜ労働者階級が負担を負わなければならないのか」と問題提起して締めくくっている。
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