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イランへの軍事攻撃、「家族のことを思うと眠れない」「早く中東安定を」祖国を案じる福岡在住の出身者

公開日
2026-03-14
メディア
読売新聞
記事要約
米国とイスラエルによる対イラン軍事作戦が開始されてから約2週間が経過し、中東情勢の緊迫化によって原油供給不安など世界的な影響の長期化が懸念されている。イラン国内ではインターネット遮断の情報もあり、日本に住むイラン出身者は現地の家族の安否を強く案じている。

福岡市でペルシャじゅうたん店の店長を務めるイラン出身の男性は、テヘランに住む兄弟や親族と連絡が取れなくなり不安な日々を過ごしている。ようやく姉と短時間の電話がつながり無事を確認できたものの、空爆の危険から避難生活を余儀なくされているという。経済制裁による生活苦も深刻で、男性は家族への仕送りを続けながら、戦闘の長期化が仕事に与える影響も懸念している。

また、福岡県内の大学に留学するイラン人男性も、政府による通信制限のため家族とほとんど連絡が取れず、短時間の通話でも盗聴を恐れて最低限の会話しかできない状況だという。住宅地の近くに攻撃対象となり得る施設があるため国内に安全な場所は少なく、国民の不安が高まっている。男性は、厳しい政治体制のもとで自由や権利が制限されてきたとして、国際社会による変革への後押しを望んでいる。

出入国在留管理庁によると、日本には約4400人のイラン国籍者が暮らしており、その多くが永住者である。九州・山口・沖縄には116人が在住している。
タグ
イラン