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「家族がばらばらになっちゃう」　強制送還を通告されたインド人男性の在留資格は認められなかった

公開日: 2023-10-31
メディア: 東京新聞
記事要約: 2023年10月31日、東京地裁は、インド国籍の男性クマールさん(50)の在留資格不許可処分撤回を求めた訴訟で、請求を棄却しました。クマールさんは、妻と子どもたちと日本で暮らしており、2011年に難民申請が認められず、退去命令を受けた後も在留資格が認められないままでした。今年、入管から強制送還通告を受け、訴訟を起こしました。判決は、クマールさんの不法残留状態を理由に「家族との関係に保護の必要性は低い」としました。

専門家からは、子どもの権利を軽視しているとの批判があり、特にクマールさんの子どもたち(小学2年生と高校2年生)は「父親にビザをください」と訴え続けています。入管庁は国際人権条約に拘束力がないと主張していますが、学者からは国際人権法や子どもの最善の利益を考慮するべきだとの声が上がっています。クマールさんは判決に対し控訴する意向を示しています。
タグ: 裁判,在留資格