世界の移民・難民
関連ニュース

イスラエルは2026年に主要な移民制度改革を実施

公開日
2026-01-16
メディア
Newland Chase
記事要約
イスラエルでは、移民・外国人雇用をめぐる制度運用が急速に厳格化しており、雇用主は以下の点に注意が必要だ。

まず、産業分野の一般技能(非エキスパート)外国人向け就労ビザの審査が、新設部署への移管により予告なく中断し、当面は新規申請が保留となっている。今後しばらく処理遅延が見込まれるため、人員計画の見直しが必要である。

次に、2026年1月1日から外国人エキスパートの最低賃金基準が月額27,132シェケル(総額)に引き上げられ、新規・更新だけでなく同日以降に係属中の申請にも適用される。基準未達の申請は却下されるため、雇用主は申請前後を問わず賃金要件の充足を確実にしなければならない。

また、人口・移民当局による違法就労への取締りが強化され、建設、農業、宿泊・飲食、商業、サービスなどで抜き打ち検査が増加している。違反時には高額の罰金、営業停止命令、役員の刑事責任追及などが科され得るほか、無許可雇用、賃金不履行、パスポート不当保管、住環境不備など幅広い違反で経営者個人が責任を問われる可能性がある。

一方、深刻な人手不足を背景に、商業・サービス分野の外国人労働者枠は12,800人から25,000人へ大幅増となり、主に直接(民間)採用で充当され、将来的に二国間協定枠も追加される見通しだ。清掃分野の許可が初めて認められた点も特筆される。

以上を踏まえ、雇用主は申請遅延や要件変更の影響を点検し、外国人従業員の就労資格書類の内部監査を行い、特に外国人エキスパートの新賃金基準を含む賃金コンプライアンスを徹底するなど、先回りの対応が不可欠だ。
タグ
イスラエル