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「在留資格」を失い、2歳の息子の病気を治せない…難民の一家が国を相手に起こした「異例の裁判」
公開日
2026-01-14
メディア
現代ビジネス
記事要約
難民申請中の両親のもと、日本で生まれ育った子どもたちが在留資格を失い、医療や生活の基盤から排除される現実を描いている。
アリシャは難民申請をしたが認定されず、働きながら審査を待つ中で家族を形成する。パートナーのサリムも迫害から逃れて来日したが、両親を排外的暴動で失った過去を持つ。2人の間に次女が生まれ、さらに2023年1月に双子(カシム、ラフィク)が早産で誕生。カシムは性器の形成異常、鼠径ヘルニア、二分脊椎の疑いなど重い疾患を抱え、将来歩けなくなるリスクを指摘される。ラフィクも免疫が弱く感染症にかかりやすいと診断され、定期的な受診が必要となった。
しかし2023年以降、両親の難民不認定が確定し、在留資格更新も不許可となって就労できなくなり、収入は途絶える。支援団体の助けに頼る生活の中、カシムの治療を進めようとした矢先、2024年4月に双子も難民不認定となり在留資格を失う。結果として国民健康保険の対象外となり、手術やMRI検査などが全額自己負担になって高額化し、家族は予約を取り消さざるを得なかった。
そこで家族は弁護士と相談し、双子への在留資格不許可を「違法」として提訴する方針を選ぶ。根拠として「子どもの権利条約」を挙げ、国籍や在留資格の有無にかかわらず「すべての児童」の生命・生存・発達、社会保障を受ける権利が保障されるべきだと主張。日本では在留資格のない子どもが医療にアクセスできず放置される例が多いとして、国の対応の怠慢を問う訴訟になる。
2024年11月、2歳の双子を原告として国を提訴し、母は法廷で、在留資格切れにより検査や手術を中止したこと、治療が遅れれば重大な後遺症や命の危険があることを訴え、子どもの命を救ってほしいと涙ながらに訴える。物語は「幼い双子vs.国」という異例の裁判を通じ、在留資格を失った子どもが医療を受けられない現実と、その是正を求める闘いを描いている。
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被収容者等の人権,難民認定,裁判
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