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「差別すれば儲かる」ネット時代の排外主義、川口で激化するクルド人ヘイト 安田浩一さんが警鐘

公開日
2026-01-11
メディア
弁護士JPニュース
記事要約
ノンフィクションライターの安田浩一さんは、技能実習生や日系人、ヘイトスピーチの取材を通じて、日本社会が外国人をどのような立場に置き、利用してきたかという構造を一貫して追ってきた。近年、埼玉県南部、とりわけ川口周辺で顕在化するクルド人への排外主義は、改正入管法の成立や政治的言説を契機に急激に強まり、ネット上のヘイトスピーチは撮影・晒し行為を伴うヘイトクライムへと変質しつつあると指摘する。

差別的な動画や投稿が拡散され、事実に基づかない情報が「現実」として受け取られる背景には、ヘイトが収益化されるネットの構造がある。安田さんは、差別すれば儲かる仕組みを断ち切るため、法的な規制や抑制が必要だと述べる。また、選挙で外国人政策が争点化されることで、ヘイトを容認する空気が社会に浸透する危険性を警告する。

さらに、1923年の関東大震災後の虐殺史を踏まえ、差別と偏見の行き着く先は暴力であり、非常時には集団ヒステリーによる惨事が起こり得る環境が生まれつつあると強調する。近年の特徴として、露骨なレイシストだけでなく、自覚のないまま差別に同調する「普通の人々」が増えている点を挙げる。

一方で安田さんは、外国人はすでに社会に不可欠な存在であり、異文化の出会いが新しい価値や喜びを生むことこそ希望だと語る。差別を差別として指摘し続け、海外にルーツを持つ人々と共に生きる現実を直視する必要性を訴えている。
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2025-02-04
在留特別許可,資格外活動,共生