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国保対象外の外国人に484万円給付 福山市がミス

公開日
2025-12-12
メディア
山陽新聞
記事要約
広島県福山市は、国民健康保険に加入できない在留資格「特定活動(医療目的)」のペルー人女性(75)を誤って国保および後期高齢者医療制度に加入させ、医療費計約791万円を給付していたと発表した。女性は2022年12月に入国し、2023年10月から2024年12月まで国保に加入して約484万円の給付を受け、その後2025年10月まで後期高齢者医療制度から約307万円の給付を受けていた。介護保険にも誤って加入していたが、給付はなかった。

在留期間延長手続きの過程で誤りが判明し、市は医療目的の在留資格がまれであることから確認不足が原因だったと説明。女性に故意はなかったとしている。市と広域連合は給付金の全額返還を求め、女性が納付した保険料約16万1千円は還付する方針。また、同様に資格要件を満たさない中国人女性(73)の介護保険加入も確認され、保険料約4万7千円を還付する。市は事務処理の誤りについて謝罪した。
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