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日本に来て二十数年、クルド人男性が突然の強制送還に　政府の「不法滞在者ゼロプラン」で強まる外国人

公開日: 2025-12-04
メディア: AERA DIGITAL
記事要約: 日本で長年暮らしてきたトルコ国籍のクルド人男性が、東京入管へ定期出頭した日に突然家族へ知らせることもなく強制送還された。男性は二十年以上「仮放免」で生活し、難民申請も3回以上行っていたが、改正入管法で難民申請3回目以降は「難民認定すべき相当の理由」が示せなければ送還可能となり、政府の「不法滞在者ゼロプラン」で強制送還が加速している。6〜8月の国費送還者は前年同期の約2倍で、最も多いのはトルコ国籍(多くがクルド人とみられる)。

入管は入管法24条に基づく措置だと説明するが、支援団体は「治安維持を名目にした人権侵害」と批判し、トルコで迫害を受ける可能性のあるクルド人を安易に送還すべきでないと訴える。

突然の送還で家族は深刻な混乱に陥り、特に日本で生まれ育った子どもたちは言葉も文化もわからないトルコに移ることに不安を抱える。別の仮放免中のクルド人男性Aさんも送還の恐れがあり、家族は離れ離れにならないために全員でトルコへ移る覚悟をするが、子どもたちの教育や将来に重大な影響が出る。家族は「父を送還しないでほしい」と訴えている。
タグ: 退去強制,クルド人