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ヤマト運輸がベトナム人ドライバーを育成!? 「持続可能な物流」のため国内で年間100人の採用を目指す

公開日
2025-11-19
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ベストカーWeb
記事要約
トラックドライバー不足が深刻化する中、ヤマト運輸はベトナムのFPTグループと協業し、特定技能1号制度を活用したベトナム人大型トラックドライバーの採用・育成を進める基本合意を結んだ。採用人数は年間100名を目標とし、最大5年の在留期間で計500名規模が幹線輸送を支える見通しである。

自動車運送業は2024年に特定技能の対象となり、外国人ドライバーの受け入れが可能となった。国内では若年層のドライバー志望者が増えず平均年齢も高いため、海外の若年層に期待が寄せられている。一方ベトナムでは海外就労希望者が増加しており、FPTの人材育成ノウハウとヤマトの安全教育を組み合わせて育成体制を構築する。

特定技能1号で働くには、日本語試験合格や日本の運転免許の取得、支援体制の整備が必要で、賃金や待遇は日本人と同等以上でなければならない。政府は自動車運送業の受け入れ上限を約2.5万人としているが、物流全体では20万人の人手不足が予測されており、国内人材確保も並行して進める必要がある。

育成プロセスは、ベトナムで半年間の日本語・日本文化・安全学習を行い、続いて日本で1年間の語学・安全教育と運転免許取得を実施。2027年に特定技能外国人としてヤマト運輸へ入社し、大型トラックによる拠点間輸送に従事する。ヤマトは生活面と技術面の両方で継続的に支援する方針である。
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