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経営・管理ビザの値上げで、中国人の「日本夢」が消えた

公開日
2025-11-15
メディア
ニューズウィーク日本版
記事要約
中国では、習近平国家主席が「中国の夢」を掲げる一方、中産階級や富裕層の一部は「経営・管理ビザ」を利用して日本への移住を実現してきた。このビザは資本金500万円で会社を作り、形だけのオフィスを用意すれば、日本語力や経営経験がなくても家族で滞在できることから、在中国のSNSでは「500万円で日本移住」が広く宣伝されていた。

2024年末時点で経営・管理ビザ保持者は4万人超、そのうち中国人が約半数を占め、実際にはペーパーカンパニーも多く、銀行残高を一時的に借りて見せかけの資本金を提示する例も見られた。

こうした実態を受け、日本政府は2025年10月から制度を大幅に厳格化。資本金要件を3000万円に引き上げ、3年以上の経営経験(または学位)、日本語能力試験N2、日本人等の常勤職員1名以上の雇用を必須とした。抜け道の多かった制度が突然厳格化され、中国側では衝撃が広がっている。

また、日本語能力試験(JLPT)はN1〜N5の5段階があり、年2回実施される。
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2024-10-24
在留資格,中国,技術・人文知識・国際業務,経営・管理,留学