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外国人労働者の増加、急変する人々のまなざし～TBSの専門家が分析「データからみえる今日の世相」～【調査情報デジタル】

公開日: 2025-08-11
メディア: TBS
記事要約: 2025年7月20日の第27回参議院議員選挙は、真夏日の中で投票率が前回を6ポイント以上上回り、国民の関心の高さが示された。結果は自民・公明の与党が計122議席で参院過半数割れ、衆参ともに少数与党となった。野党では国民民主が躍進し、参政党も大幅に議席を増やした。選挙の争点の一つである外国人労働者について、TBS生活DATAライブラリの調査では、2024年に容認派が急減、危惧派が急増する変化が見られた。背景には、技能実習制度に代わる「育成就労」制度の創設があり、長期滞在外国人の増加への懸念が影響したとみられる。年代別では高齢層ほど容認派が多く、30〜40代は危惧派がやや多い。生活満足度が低い層ほど危惧派が増える傾向も見られた。容認派と危惧派は社会問題への関心は高いが、近隣諸国との関係では意見が大きく分かれる。筆者は、外国人労働者を移民としては受け入れない現政府方針の下、ルール遵守を前提に社会の一員として受け入れる姿勢を提案し、今回の民意が方針徹底を求めるものか、不満解消で変化するものかを見極める必要があると結んでいる。
タグ: 共生,在留外国人数