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AIを活用した新たな移民システムが来年導入される

公開日
2025-07-30
メディア
The Star
記事要約
クアラルンプール発――マレーシアのサイフディン・ナスティオン内務大臣は、数十億リンギ規模の国家統合移民システム(NIISe)が現在開発中であり、2026年3月から段階的に稼働を開始する予定であると発表した。

新システムでは、AI(人工知能)を活用した顔認証・指紋・虹彩の自動生体認証システムが導入され、入国審査の精度とスピードを向上させる。また、リスク評価エンジンやビッグデータ解析を通じて、偽造パスポートや不審な渡航パターンなどの脅威を検出する機能も搭載される。

さらに、NIISeにはAIチャットボットも設置され、一般市民向けに技術的なサポートを提供する予定。内務省は「国家の安全保障と国境管理には一切の妥協をしない」と強調している。

NIISeは、20年以上運用されてきた現行のマレーシア移民システム(MyIMMs)に代わる新たな中核システムとなる。
タグ
マレーシア