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川口の外国人犯罪「トルコ国籍比率ずば抜けている」クルド人に追跡された市議が議会で訴え

公開日
2025-06-14
メディア
産経新聞
記事要約
埼玉県川口市で、トルコ国籍の少数民族クルド人と地域住民との間で起きている摩擦について、自民党市議・奥富精一氏が6月13日の市議会一般質問で問題提起した。奥富氏自身も今月、視察中にクルド人の車両に追跡され、威圧的な言動を受けたと発言。外国人による暴力行為や市民の不安を訴え、「法治国家としての日本政府の対応が問われている」と指摘した。

川口市では、近年外国人住民が急増しており、現在の外国人数は約5万人で総人口の8.3%を占める。中でもトルコ国籍者は1500〜2200人とされ、その多くが難民認定申請中や仮放免の状態で滞在しており、解体業などに従事している。特に仮放免者や難民申請者に関する実態把握や治安の不安について、奥富氏は市の対応の限界と国の責任放棄を批判した。

また、川口市周辺の自治体はリベラル傾向が強い一方で、奥ノ木市長は強制送還など厳格な対応を国に求めてきたとし、その姿勢に理解を示した。奥富氏は「この問題は多文化共生ではなく、法の支配の問題」として、来年の市長選ではこの問題を無視する候補は受け入れられないだろうと訴えて締めくくった。
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クルド人