世界の移民・難民
関連ニュース

有権者はトランプ大統領の移民政策に対する進歩的な政策代替案を支持

公開日: 2025-05-29
メディア: Data for Progress
記事要約: 2025年5月に行われたData for Progressの調査によると、アメリカの有権者はトランプ政権の強硬な移民政策に反対し、より人道的で進歩的な移民制度の導入を支持していることが明らかになった。特に、市民権を持つ配偶者と結婚して10年以上アメリカに住む非正規移民や、幼少期にアメリカに来た移民、農業労働者などのエッセンシャルワーカーに対する市民権付与には、いずれも60%以上の支持が集まった。また、移民裁判の迅速化のために裁判官や庁員を増やす案や、移民局職員による不当な対応に対して罰則を設ける案にも高い支持が寄せられている。

さらに、有権者の多くは、誰が強制送還の判断をすべきかについて、移民裁判官を最も信頼すべき存在とみなしており、国務長官や大統領にその権限を与えることには慎重な姿勢を示している。特に、国務長官がビザを一方的に取り消し、送還を進めることについては、政治的な言論を抑圧する手段になり得るとの懸念から、多くが否定的な立場をとった。

このように、調査は、有権者が強制的な措置よりも法的手続きの整備や人権尊重を重視する傾向にあり、今後の移民政策には透明性と公平性が強く求められていることを示している。
タグ: 米国